12 March 2011

情報連鎖

 最初に地震のことを知ったのは、「無事です」と流れてくるメーリングリストのメッセージからだった。
mixiやTwitterで身近な人や場所の様子もなんとなく見えてくる。逆にこちらの友達、海外の友人からは、家族は大丈夫?というメッセージがFacebookにたくさん寄せられた。
 横浜の家は長時間、停電していたらしく、ずいぶん長いこと連絡は入ってこなかったけれど、何がわかったとしてもイギリスにいたのでは何もできないしと思い、何か言ってくることを待つことにした。こんなときは、無駄に心配して、情報網を混線させるのに一役買っても仕方ない。



そしていま、またあちこちのMLから、ガス爆発や電力不足に対する行動指針をうたったチェーンメールがたくさん流れてくる。本当なのかもしれないし、デマなのかもしれない。
さして問題になる内容でもないけれど、これを読んだ多くの人が無意識に同じように行動し出したとき、
何か大きな波になりそうだ。人々が情報に飢えていて、何かしなくてはならない気がするけれど、何をして良いかわからないとき、ぽんと出てきた情報はすごい勢いで広まっていく。

現場にいないから、こんな悠長なことを思い巡らしていられるのだけれど、いまの情報網について、つい考えてしまった。

2 comments:

  1. イギリスではどんなふうに報道されてるんだろう。

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  2. Fさん、
    テレビはちょっとわかりませんが・・・
    BBCのラジオは絵を描きながら良く聞いています。
    イギリスに直接関係のあることとして、経済への影響の話題が一番長く取り上げられている気がしますね。あとは・・・・・・津波から、北斎の富嶽三十六景、神奈川沖浪裏の絵の話題になったり・・・。
    そして、ラジオに限らず、友達の発言を聞いていても、日本は"地震と津波にしっかり備えているはず"という認識がずいぶん高かったことが判明しました。

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