31 January 2009

ようこそ、箭納倉へ



並倉 味噌製造工場だそうだ。
恩田陸の『月の裏側』を読み、はと笛をもらい、いつか行きたいと思っていた柳川に立ち寄った。こたつの入ったどんこ舟に乗り川下り。小説のようにノスタルジックな町だ。

Yanagawa in Fukuoka is famous for the moats around the town. Built in Edo era, they were used as flood control as well as the defense moat of a castle. There are narrow points underneath bridges that speed up the water flow after passing them. The openings are tipically shaped as V so that they can be accommodated both during dry season and flood.
I read that people used its water for their daily use until around 1930s. People drain the moats once a year to clean them.
I hope the klongs in Bangkok will be as clean as this moats...

25 January 2009

樹木医学実習

I walked aroud Tokyo as part of the field work for arboriculture class. Observing the scars from tree surgery from long time ago and recent treatment, we listened to the instructions. Maybe only those who were with me can understand my sketches below...



芸大美術館のなかのスダジイ(Castanopsis cuspidata var. sieboldii) 支柱で支える処理(上)と不定根誘導処理(下)。
幹が傷ついた部分から生じる根をパイプなどを使って地下まで誘導する処理が最近よく行われているという。うまくいけば樹体を支えるのに効果があるが、不定根を伸ばすために、逆に既存の根に栄養が行かずに弱体化する恐れもある、ときいた。
支えやパイプがあまりにあちこちについていて、なんだか痛々しい。こんなになってまで"生かされている"老木も、かわいそうな気がしてしまう。



谷中墓地内のスダジイ。コンクリートで空洞を充填する外科手術が行われている。腐朽部をすべて取り除き、殺菌などの処理をしたうえでコンクリートやモルタルで穴を塞ぐものだ。この木は、しっかりコンクリートを樹皮に似せる偽木処理までしてある。アートの世界だ。
でも最近は、こういう処理は全く効果がなく、返って健全な部分を傷つけるから良くないとされている。樹木がもつ自己貿防御機構に任せたほうが良いらしい。しかもコンクリートを壊せないため、2度目の処理ができなくなってしまうので問題だという。

実習のあと渋谷駅までみんなで歩いた。つい街路樹に目が行く。「道路の下は80㎝くらい固めてあって、根がはれないんだよね」「この木やばそうだね」 そんな会話をする大学生。

24 January 2009

はぐれヅルたち

たくさんいるマナヅル、ナベヅルの中に、ときどき違うツルがいる。メインの渡りルートをはずれ、マナヅル、ナベヅルについてきてしまった個体だと考えられている。



カナダヅルSandhill Crane, my favorite one.



ソデグロヅル(Siberian Crane)



クロヅル(Common Crane)
ナベヅルとクロヅルの交雑したナベクロヅルも含め、この日に飛来している全種を見られ、しかもどれもスケッチができて満足。

Cranes

Sketches from Izumi, Kagoshima. There was no need to focus, because wherever I aimed the telescope, cranes were there for me to sketch.



マナヅル(White-naped Crane)



ナベヅル(Hooded Crane)



お休み中のマナヅル
出水のツルの数には圧倒された。鳥の大群はそれなりに見ているけれど、ツルほど大きい鳥がこんなに間近でみられると迫力が違う。
ナベヅルは全世界の生息数の9割近く、マナヅルで約半分が出水に飛来するという。この数が、世界中のナベヅル、マナヅルの数に限りなく近いと思ってみると、12000羽という数字の重みが変わる気がする。

17 January 2009

大当とり



Bramblings on the electric wire.
川内でアトリが鈴なりの電線を見つけた!
鳥を見始めたころ、『鳥のおもしろ私生活』を読んで、いつか"アトリの当たり年"を見てみたいものだと思っていた。なんだか今回、一生分のアトリを見てしまった気がする。
あんなに一所にたくさんいたら、あっという間に餌を食べつくしてしまいそうだ。

14 January 2009

17年



カラフトワシ(Greater Spotted Eagle)
17年間続いているものなんて、そんなに多くはない気がする。1992年から毎年、鹿児島の川内に越冬に来ているというカラフトワシを見にいった。

ばっと大きなものが飛び立ち、すぐに林の中に入っていった。見える場所を探して、小川沿いに雨に濡れた草を踏みながら横に移動していくと…・・・スギの木に乗っかっている! 彫りの深い顔がかっこいい。思いのほか近くで見られ、息を殺してスケッチした。

鹿児島に行くと話していたので、祖母がしっかり、今年もカラフトワシが飛来したという新聞記事を見つけて切り取っていてくれた。旅の記録と一緒にスクラップ。

カモメと夕焼け



球磨川河口の夕焼け
We stopped by at the estuary of the Kumagawa river to look for Pallas's Gull, a very rare bird, which comes to the estuary every winter. There were lots of Herring Gulls, some Saunder's Gulls, a few Black-headed Gulls but no Palas's Gull. It was getting dark so I gave up trying to identify gulls and instead, I just watched the beautiful sunset...much more fun.



足がピンクのセグロカモメ、足が黄色はホイグリンカモメ?

12 January 2009

ツルの旅

The main purpose of the trip was to see cranes.  We visited both of the two winter homes of cranes, Kumage in Yamaguchi and Izumi in Kagoshima.
旅行は行けるときに行かないと、次の機会はないかもしれない、と母が口すっぱく言っている。このツル見企画は、1年前の冬に言い出しっぺだったわたしが行き損ねてしまった旅。2度目のチャンスがあってよかった。



熊毛のナベヅル(Hooded Crane at Kumage)



今年は3羽しか飛来していないとのことだった。このあと訪れた出水とは対照的だ。
熊毛はツルも少ないけど、人も少なくて、風情があった。

10 January 2009

餃子が来た!



It was an unusual day. The begining was when I was eating lunch at the school cafeteria, an e-mail from my mother said "Gyozas came!".
Coming back home, gyozas were really there in the freezer. They were presents from my friend from kindergarten!! When we were small, her mother used to bring us hand made gyozas very often.

And seeing my desk, I was surprised again. Because it was transformed into a zoo with an armadillo, a frog, an owl, a future owl, a stork, a gingerbread boy in addition to the orangutan that I already have. They were presents from my host grandparents in the States.

The gyozas tasted just like old time with lots of ingredient like lotus, leek, japanese mushroom and chinese cabbage. My mother overbaked them though.

9 January 2009

名勝



錦帯橋 Kintai Bridge at Iwakuni, Yamaguchi prefecture
ぽかぽかの日差しのなか、錦帯橋を眺めた。橋の影が印象的だった。
 
 日本三大奇橋のひとつだと教わった。他の二つはと調べてみると、桂川にかかる猿橋の名前がすぐに出てくる。三番目は黒部川の愛本刎橋、徳島県のかずら橋など諸説あるようだ。「三大〇〇というのは、三番目だと自負しているところの人が言い出すんだよね。一番目と二番目のところは、そんなこと言う必要がないから」、という造園学の先生の話を思い出してしまった。三大奇矯としての錦帯橋の地位は固い。
 ちょっと調べると、芋づる式にいろいろなことがわかるのがインターネットの良い(が、時間を食う)ところだ。この橋は中国の西湖の白堤にある錦帯橋に構想を得て作られたのだそうだ。杭州、蘇州も行ってみたいところリストの上位。本家も見てみたい。

8 January 2009

18切符



冬休み、勉強も就活も放り出して、青春18きっぷを一枚買った。途中、窓の外は雪だった。
鈍行列車の旅は、移動距離と時間が比例するからいい。
During vacation, JR(Japan Railways) sells a special ticket called Seisyun 18 ticket for only 11500 yen. With that ticket you are allowed to take unlimited rides on the local trains of JR all over Japan for five not necessarily consecutive days.
It's very cheep but you can't ride on Shinkansen nor limited express.
During this winter vacation I went all the way to Kyusyu island with this ticket. Since I could only use local trains, on the first day, I had to change trains 9 times to get to Yamaguchi, the western most prefecture of Honshu!

7 January 2009

CCC

毎年、恒例のCCC(クリスマス・コーモラント・カウント)。野生動物研究会が共同主催者にひとつなので、今年はわたしも少しまじめに運営を手伝った。もう年も明けてしまったけれど、ようやく河川生態論のレポートを書き上げて一息ついたのでご報告。
CCCは学生主体で行っているカワウの広域カウント調査のイベントだ。行徳鳥獣保護区のコロニーにいるカワウの早朝の採食場所を、江戸川水系と荒川水系に大勢の人を配置することで調査する。



わたしの担当場所、清砂大橋から湾岸の橋を望む。なぜか定点配置の運転手をすることになり、朝から道に迷っててんてこ舞いだった。慣れない車に知らない場所というのは辛い。心配してくださったみなさん、ありがとうございました。
I was on a bridge to count the number of great cormorants on the early morning of December 21st. Dawning was like a James Whistler's painting. That morning was amazingly warm. Usually, I would tremble using instant hand warmers and wearing a cap and gloves. But this year, I could fill in a survey form without gloves on.



カワウ(Juvenile Great Cormorant)
午後のミニシンポジウムで、改めてカワウの基本知識、被害問題について学んだ。調査などの実体験をして知識を得れば、親しみが湧くし理解度があがる。そんな意味で良い企画だったけれど、やっぱり早朝調査後の勉強は眠かったかもしれない。

クリスマス会も57名にご参加いただき大盛会!CCCを祝った特大ケーキのプレゼントもあり豪華だった。

4 January 2009

鷽家族

太宰府天満宮に行ってきた。初詣ではなく詣で納め。それでも境内は、多くの人でごった返していた。鎌倉の鶴岡八幡宮にちょっと雰囲気が似ている。



Uso (Bullfinch) charm of Dazaifu Tenman-gu, a shinto shirine. Because Tenman-gu enshrines Sugawara no Michizane, a god of academic achievements, I gave one charm to my cousin who is studying for the entrance examination.

太宰府は鷽替え神事を行う神社のひとつだ。いつぞやの鷽一家が増えた。真ん中のくるくる頭が太宰府の、一番左が去年の11月に得た谷保天神の、一番右は隊長さんにいただいた新井天神のうそ鳥。来年、下のいとこの受験のためには、どこに行こう・・・。

1 January 2009

A Happy New Year!



昨年はお世話になりました。今年もクイナ通りをときどき歩きに来てください!